私は、不登校・うつ症状で大学を2年留年した後、卒業しました。当時、留年仲間がおらず苦労したので、同じく留年してしまった人の為にブログ作りました。 私の卒業後…日雇い派遣→就職→心身壊し退職。知人の所でバイトしつつヘルパー2級取得→保育士試験受験。結果は不合格。


by ryu_nen
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大丈夫。人は必ず生まれ変われる。


大丈夫。人は必ず生まれ変われる。
岩井 喜代仁 / 文藝春秋
ISBN : 4163672400
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メモ:薬物依存の青少年を救う著者の本。
読み応えがあり考えさせられる本。

読んでみて・・・

元ヤクザという経歴。薬物依存の子どもたちを1700人救ってきたという著者。
夜回り先生やヤンキー先生ともつながりをもって活動しておられる方です。
ちなみに前書きは水谷先生が書いています。

私がこの本で印象深いのは3点あって、

一つは「薬物依存に一度なると一生使いたいという気持ちがなくらない。」つまり依存状態が一生続くということです。そのことを私は知りませんでした。
ではどうやって薬物を使わないで過ごすのか?それは、仲間を作ることです。著者のいる施設では薬物依存者を引き受けています。そこで自分のことを語ったり、仕事をまかされたりするうちに信頼関係を築いていくそうです。何年も薬をやめれるとみんなから目標にされたり、頼られたりしてそれが自分の誇りになっていくそうです。
単純なことかもしれませんが、「自分は信頼されてる。期待されてるんだ。」という気持ちが依存を止めれるんだなというのは発見でした。

二点目は、薬物依存と親子関係の話です。
子どもが薬物依存になると、親は必死に子どもを守ろうとして問題を抱え込んでしまいます。これが世間体を大事にするような家庭ほど長く抱え込んでしまいます。共依存状態です。薬物依存をやめる為には、まず親離れ、子離れが必要なそうです。だから親は子供を突き放し追い出します。子どもが死んでしまってもいいと思うほどの気持ちが必要なそうです。
そうやって、子どもはやっと自立し薬物依存を自分で治そうとするそうです。薬物依存に親子関係がこのように絡んでいるというのが新しい発見でした。

三点目は子どもに失敗させる。ということです。薬物依存者は「自分はいつでも薬はやめれる」と思っている場合が多いそうです。しかし、自分の意志でやめることはできません。そのことを警察に捕まったり、病院に入れられたりする中で自分で「自分は病気なんだ」ということを納得することが大事なそうです。その為に失敗させることが大事だと著者はいうのです。今の子どもたちは失敗する機会を奪われていると著者はいいます。
これには私も大納得でした。まさに今失敗を繰り返す私にもいえることだと思います。

とても読みごたえのある本でした。ぜひ興味を持った方は読んで見て下さいね。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
岩井 喜代仁
1947年京都府宮津生まれ。薬物依存者のための民間の社会復帰施設・茨城ダルク「今日一日ハウス」代表。いじめられっ子から転身して中学時代に番長となり、愚連隊を結成。23歳で100以上の子分をかかえるヤクザの組長となるが、覚醒剤で心身ぼろぼろになり、33歳の時にヤクザをクビになる。その後、日本で有数の覚醒剤の売人となり生計を立てるが、逮捕と自殺未遂を経て人生底つきとなる。45歳でダルクにつながり、救う側へと生まれ変わる。以来、シンナーや覚醒剤などの薬物依存に苦しむ子どもたちを1700人以上預かり、共に生きて回復を目指してきた。相談にのった家族は4500人以上。これまで小学校から高校まで2000校以上の学校講演を行い、身近にある薬物の危険を訴えてきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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by ryu_nen | 2005-10-06 12:12 | オススメ作品&番組